転生輪廻
高橋信次 /
人の魂は転生輪廻という神仏の計らいから
一歩も外に出ることはない
なぜかというと
人は神仏の子であり
神仏自身であるからだ
神仏は無限の進化をめざし
無限の調和を目的としている
人の転生は
この目的のもとに永遠に続いてゆくものである
人がもし
この意に反し
恣意を求め
自我に身をおけば
その人は
その分量だけ償いの労をとらなくてはならない
物質もまた輪廻をくりかえす
集中分散という過程を通して
そのエネルギーは永遠の活動をつづけている
その活動の目的は
生命の転生輪廻を助け
あるいは媒体としての役割を果たしている
生命も物質も
このようにして
転生輪廻という神仏の法の下に
神仏の目的を果たすために
生かされ
生きている